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Payitaht: Abdülhamid(皇帝アブデュルハミト)完全ガイド|あらすじ・キャスト・史実・ユルドゥズ宮殿

帝国末期のスルタン・アブデュルハミト2世を描く『Payitaht: Abdülhamid』の基本情報、あらすじ、キャスト、史実との違い、ユルドゥズ宮殿など舞台の行き方、視聴方法をまとめました。

Payitaht: Abdülhamid(パイタフト・アブデュルハミト/皇帝アブデュルハミト、「帝都アブデュルハミト」の意)は、2017〜2021年にトルコ国営TRT 1で放送された全5シーズン154話の歴史政治ドラマで、オスマン帝国第34代スルタン・アブデュルハミト2世(在位1876〜1909年)が列強の干渉、国内の反乱、宮廷の陰謀と闘った治世後半を描きます。舞台は19世紀末のイスタンブール、ユルドゥズ宮殿です。

向いているのは、戦闘より外交・諜報・政治の駆け引きが好きな人、『オスマン帝国外伝』の400年後の帝国がどうなったかを知りたい人、そして2024年に一般公開が始まったユルドゥズ宮殿やドルマバフチェ宮殿を訪れる予定の人。トルコ国内では放送当時、現政権との重ね合わせで議論を呼んだ作品でもあります。2026年10月時点で日本語版は限定的で、英語字幕版が中心です。

このページでは、基本情報、あらすじ、キャスト、見どころ、史実との違い、ロケ地、視聴方法をまとめます。帝国の衰退史はオスマン帝国とは:衰退から共和国へへ。

🎫 予約:トルコドラマ ロケ地ツアー イスタンブール1日(作品別・日本語ガイド、1〜4名¥44,800〜)。ユルドゥズ宮殿、ドルマバフチェ宮殿、アブデュルハミトの廟を作品順に回ります。空き確認・見積りは無料です。

Payitaht: Abdülhamid(皇帝アブデュルハミト)の基本情報

項目内容
原題Payitaht: Abdülhamid(「帝都:アブデュルハミト」)
英題The Last Emperor
放送年2017年2月〜2021年6月
シーズン/話数全5シーズン154話(1話約120〜150分)
制作局TRT 1(国営)、制作ES Film
ジャンル歴史・政治・諜報
主演ビュレント・イナル、オズレム・ジョンケル、バハドゥル・イェニシェヒルリオール
舞台1896年〜1900年代のイスタンブール、ユルドゥズ宮殿
日本語配信限定的。英語字幕版あり(2026年10月時点・変動あり)

シーズン別あらすじ(ネタバレなし)

シーズン時代概要
S1(2017)1896年〜在位20年を迎えたアブデュルハミトは、ヒジャーズ鉄道の建設を進めながら、パレスチナ入植を求めるテオドール・ヘルツル、英国の諜報員、宮廷内の裏切り者と対峙する
S2(2017〜18)1897年〜ギリシャとの戦争、国内の革命組織、帝都の銀行と借款をめぐる列強の圧力
S3(2018〜19)1890年代末新聞と世論の時代。皇女たちの結婚、宮廷の女性たちの政治参加
S4(2019〜20)1900年代初頭バルカンの火種、アルメニア問題、ドイツ皇帝との接近
S5(2020〜21)1905年〜暗殺未遂、青年トルコの台頭。1908年の立憲革命へ向かう帝国の終章

各シーズンで「列強の陰謀」の相手が変わり、スルタンがそれを諜報と外交で切り抜ける構成が繰り返されます。

主要キャストと役柄

役名俳優役柄
アブデュルハミト2世ビュレント・イナル第34代スルタン。情報網を駆使する「赤いスルタン」の別の顔
ビダル・カドゥンオズレム・ジョンケルスルタンの妃。後宮の実力者
タフスィン・パシャバハドゥル・イェニシェヒルリオール宮廷書記長官。スルタンの右腕
セニハ・スルタンセレン・オズテュルクスルタンの妹。宮廷の陰謀に関わる
ヒラムギュルカン・ウイグン列強側の暗殺者。S1〜2の宿敵

主演のビュレント・イナルは舞台出身で、本作のアブデュルハミト役は4年間で154話を演じ切り、トルコでは「スルタン役といえば彼」と言われるほど定着しました。

見どころ5つ

  • 諜報戦:アブデュルハミトの情報網(ハフィイェ)が列強のスパイと暗闘する展開は、時代劇というよりスパイ・スリラーです。
  • 19世紀末のイスタンブール:電報、鉄道、新聞、洋装。『オスマン帝国外伝』とは別世界の、近代化した帝都が舞台です。
  • ユルドゥズ宮殿の再現:スルタンが執務したユルドゥズ宮殿の内部がセットで再現され、2024年に公開された実物と見比べられます。
  • 実在の外国人が多数登場:ヘルツル、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世、各国大使。世界史の教科書の人物が動きます。
  • 議論を呼ぶ歴史観:アブデュルハミトを「専制君主」ではなく「帝国を守った賢帝」として描く視点は、トルコ国内外で賛否が分かれました。

史実との違い

ドラマ史実(定説)
列強の陰謀をスルタンが次々と看破アブデュルハミトが大規模な諜報網を持ち、列強の干渉を外交で巧みにかわしたことは事実。ただし個々の事件は大半が創作
ヘルツルとの対決ヘルツルが1896〜1902年にパレスチナ入植の許可を求めてイスタンブールを訪れ、拒否されたことは史実。直接の対面は限定的
ヒジャーズ鉄道1900〜08年に建設された史実。ドラマはS1で先取り
宮廷の女性たちの活躍妃や皇女の政治関与は大幅な脚色
描かれない「その後」1908年の青年トルコ革命で憲法復活、1909年に廃位、1918年に没。ドラマは革命直前で終わる
「赤いスルタン」の評価1890年代のアルメニア人虐殺や言論弾圧は欧州で強く批判され、ドラマではほぼ触れられない

国営放送の制作で、現代トルコの政治的文脈が色濃い作品です。歴史の全体像はトルコの歴史を簡単にで押さえておくことをおすすめします。

ロケ地・舞台と行き方(2026年10月目安)

場所登場・関連行き方入場料目安
ユルドゥズ宮殿(ベシクタシュ)アブデュルハミトの居城で物語の舞台。2024年に修復を終え一般公開ベシクタシュから徒歩15分、またはタクシー€10〜20(目安)。月曜休館の可能性あり、要確認
ユルドゥズ公園とシャーレ離宮宮殿の庭園。ドイツ皇帝を迎えた迎賓館宮殿に隣接公園無料、離宮€5〜10
ドルマバフチェ宮殿先代スルタンの宮殿。式典シーンの原型トラムT1「Kabataş」徒歩5分€45、月曜休館
アブデュルハミト2世の廟(ディヴァンヨル通り、マフムト2世廟)スルタンが眠る場所トラムT1「Çemberlitaş」すぐ無料
ハイダルパシャ駅(アジア側)ヒジャーズ鉄道・バグダッド鉄道の起点として1908年完成カドゥキョイから徒歩10分外観無料
撮影セット宮殿内部のシーン郊外・非公開―

ユルドゥズ宮殿を中心に1日で回るコースはPayitaht Abdülhamid イスタンブール(ユルドゥズ宮殿)ロケ地ツアー1日完全コースに、ドルマバフチェの詳細はドルマバフチェ宮殿完全ガイドにまとめました。アジア側のハイダルパシャ駅はイスタンブール アジア側ガイドを参考に。

日本での視聴方法(2026年10月時点・変動あり)

方法字幕目安
定額配信・海外向け配信英語字幕版が中心。日本語字幕版は限定的月額¥1,000〜2,200
TRTの公式配信トルコ語。海外向け英語字幕版あり無料
  • 154話×2時間超で約350時間。S1(ヘルツルとヒジャーズ鉄道)だけでも作品の性格はつかめます。
  • 政治用語が多く、英語字幕でも歴史の予備知識があると理解が進みます。
  • 違法アップロードは利用しないでください。

サービス比較はトルコドラマ日本配信サービス比較、他の歴史大作はDiriliş: Ertuğrulやオスマン帝国外伝へ。

よくある質問

Payitaht: Abdülhamid(皇帝アブデュルハミト)は日本語で観られますか?+

2026年10月時点では日本語字幕版は限定的で、国営TRTの海外向け公式配信や定額配信の英語字幕版が中心です。配信状況は変動するため、視聴前に各サービスで検索してください。違法サイトは利用しないでください。

全何話ですか?+

全5シーズン154話で、1話約120〜150分、合計約350時間です。S1だけでもヘルツルとの対決やヒジャーズ鉄道など作品の核が分かるため、まずS1の数話を観て続けるか判断するのが現実的です。

アブデュルハミト2世はどんなスルタンでしたか?+

1876年に即位し、憲法を停止して30年以上の専制を敷いた第34代スルタンです。鉄道・教育・諜報網の整備で帝国の延命を図った一方、言論弾圧やアルメニア人への弾圧で欧州から「赤いスルタン」と呼ばれました。1909年に廃位され、1918年に没しています。

ユルドゥズ宮殿は見学できますか?+

はい。長い修復を経て2024年に一般公開が始まりました。ベシクタシュの丘の上にあり、入場料は€10〜20が目安です(2026年10月・編集部調べ、休館日は要確認)。隣接するユルドゥズ公園は無料で、シャーレ離宮も見学できます。

アブデュルハミトの墓はどこですか?+

旧市街ディヴァンヨル通りのマフムト2世廟にあり、トラムT1チェンベルリタシュ駅のすぐそばです。入場無料で、祖父マフムト2世、父アブデュルメジト1世ら歴代スルタンと一緒に眠っています。グランドバザールからも徒歩5分です。

ドラマの歴史観は中立ですか?+

国営放送の制作で、アブデュルハミトを帝国を守った賢帝として描く視点が強く、弾圧や虐殺にはほぼ触れません。トルコ国内でも現政権との重ね合わせが議論されました。エンターテインメントとして楽しみつつ、史実は別途確認することをおすすめします。

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