オスマン帝国外伝 ロケ地ツアーの本命は、旧市街のトプカプ宮殿ハレム(入場€55前後・2026年目安)とスレイマニエ・モスクのヒュッレム廟で、徒歩とトラムT1だけで6〜7時間(1日)で回れます。『Muhteşem Yüzyıl』(2011〜2014年)の撮影自体はイスタンブール郊外のスタジオに建てられたセットで行われ、現在は見学できません。しかし、作品で描かれた出来事が実際に起きた場所——ハレム、謁見の間、スレイマン1世とヒュッレムの墓——は、2026年もすべて公開されています。
このページでは、撮影地と史実の地を区別したロケ地一覧、ハレムを含む1日の時間割、混雑を避ける入場のコツ、写真の撮り方と注意点、作品ページや俳優ページとの組み合わせをまとめます。
🎫 予約:トルコドラマ ロケ地ツアー イスタンブール1日(44,800円〜・オスマン帝国外伝コース)。空き確認・見積りは無料です。
結論:撮影地は非公開、史実の舞台はすべて旧市街で1日
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 作品 | 『Muhteşem Yüzyıl(オスマン帝国外伝)』全139話、続編『Kösem』 |
| エリア | スルタンアフメット(トプカプ宮殿)〜スレイマニエ〜グランドバザール |
| 所要時間 | ハレム込みで6〜7時間。ハレムを省くと4時間 |
| 費用 | トプカプ+ハレム€55前後、スレイマニエ無料。合計1人¥9,000〜10,000 |
| 最寄り | トラムT1「スルタンアフメット」「ギュルハネ」 |
| 向く人 | ヒュッレムとスレイマンの実像に触れたい人、歴史好き |
「ドラマの撮影セットを見たい」という希望には応えられません。セットは撮影終了後に解体・転用されました。代わりに、ドラマが再現しようとした本物の空間を歩くのがこのコースです。史実との違いは ヒュレムは実在したか——史実とドラマの違い で整理しています。
ロケ地・史実の地一覧:公開状況と入場料目安
| 場所 | 作品との関係 | 公開 | 入場料目安(2026年) | 最寄り |
|---|---|---|---|---|
| トプカプ宮殿 第2・第3庭園 | 謁見の間、御前会議の間(ディヴァン)。ドラマの政治場面の実在の舞台 | 公開(火曜休) | €40前後(宮殿のみ) | T1スルタンアフメット徒歩10分 |
| トプカプ宮殿 ハレム | ヒュッレム、ヴァリデ・スルタンの居室。ドラマのハレムのモデル | 公開(別料金) | 宮殿+ハレム€55前後 | 同上 |
| スレイマニエ・モスクと廟 | スレイマン1世とヒュッレムの墓。最終話の後日談の地 | 公開(礼拝時間外) | 無料 | T1ベヤズット徒歩10分 |
| シェフザーデ・モスク | 皇子メフメトの霊廟。ドラマで描かれる皇子の死の後の実在の場所 | 公開 | 無料 | T1ラーレリ徒歩8分 |
| アヤソフィア | 当時の帝国モスク。作品に登場する祈りの場の実在モデル | 公開(観光客は2階) | €25前後 | T1スルタンアフメット徒歩3分 |
| グランドバザール | 作品に登場する市場のモデルとされる | 公開(日曜休) | 無料 | T1ベヤズット |
| 撮影スタジオ(市郊外) | 実際の撮影セット | 非公開・解体済み | — | — |
入場料は2026年10月・編集部調べの目安で、外国人料金はユーロ建てで改定されます。→ トプカプ宮殿完全ガイド
1日モデルコース(時間割と移動手段)
| 時間 | 場所 | 移動手段 | 所要 |
|---|---|---|---|
| 8:45 | トプカプ宮殿 開門前に到着、ハレムから先に入る | T1スルタンアフメット→徒歩 | — |
| 9:00 | ハレム→第3庭園(謁見の間、聖遺物)→第2庭園 | 徒歩 | 150分 |
| 11:30 | ギュルハネ公園を抜けてアヤソフィア | 徒歩 | 60分 |
| 12:30 | 昼食(スルタンアフメットの裏通り) | 徒歩 | 60分 |
| 13:30 | トラムでベヤズットへ、グランドバザールを通り抜け | T1(5分)+徒歩 | 60分 |
| 14:30 | スレイマニエ・モスク、ヒュッレム廟とスレイマン廟 | 徒歩(坂10分) | 60分 |
| 15:30 | シェフザーデ・モスク(皇子メフメト廟) | 徒歩15分 | 40分 |
| 16:15 | スレイマニエ裏手のチャイハネで休憩、終了 | 徒歩 | — |
ハレムは開門直後が最も空いています。10時以降は団体客で廊下が詰まり、同じ行程でも1時間長くかかります。
旧市街の歩き方
- 軸はトラムT1:スルタンアフメット(宮殿・アヤソフィア)→ベヤズット(バザール・スレイマニエ)→ラーレリ(シェフザーデ)の順に西へ進むと戻りがありません。1乗車¥150前後、イスタンブールカードが必要です。
- 宮殿の入口:アヤソフィア裏の「帝王の門」から第1庭園を抜け、チケットは第2庭園手前。ハレム入口は第2庭園の左奥です。
- スレイマニエへの坂:グランドバザールの北側出口から大学裏を10分登ります。帰りはエミノニュ側へ下ると金角湾に出ます。
- 所要距離:1日の歩行距離は約6km。宮殿内だけで2km歩きます。
- 旧市街全体の見どころの位置関係は 旧市街ガイド、宮殿後の時間があれば イスタンブール1日モデルコース と組み合わせられます。
ハレムの見方:ドラマと対応する部屋
| ハレムの部屋 | ドラマでの対応 | 見どころ |
|---|---|---|
| 黒人宦官の中庭 | 宦官長スュンビュル・アーの持ち場 | 入口すぐ。タイルと木造の回廊 |
| ヴァリデ・スルタンの居室 | ハフサ・スルタン(皇太后)の部屋 | ハレムで最も広い居室。炉と壁画 |
| 皇帝の広間(フンカル・ソファス) | 宴と音楽の場面 | ハレム最大のドーム空間 |
| ムラト3世の私室 | スレイマンの私室のモデルとされる(実際は16世紀末) | イズニック・タイル、噴水 |
| 皇子たちの部屋(カフェス) | 皇子の幽閉を描く続編『Kösem』の舞台 | 二重の部屋とステンドグラス |
| 金の道(アルトゥン・ヨル) | 女官が皇帝の元へ向かう廊下 | 狭く長い廊下。写真は入口側から |
ヒュッレムが暮らした16世紀前半の部屋は改築で残っていません。現在の装飾は17世紀以降のものが中心なので、「同じ場所、後の時代の内装」と理解して歩くと納得感が違います。
食事・カフェの選び方
- 昼食:スルタンアフメットの大通りではなく、宮殿西側の裏通りやシルケジ方面の食堂(ロカンタ)へ。煮込み料理とピラフで1人¥1,200〜2,000。
- オスマン宮廷料理:作品に登場する宮廷の食卓を再現したコースを出すレストランがスルタンアフメット周辺に数軒。1人¥5,000〜8,000。夜に予約して「ドラマの晩餐」を体験する人が多いです。
- チャイ休憩:スレイマニエ・モスク裏手のチャイハネは金角湾の眺めが良く、1杯¥100前後。
- 甘いもの:ベヤズット周辺でハルヴァやバクラヴァ。→ バクラヴァの選び方
- 避けたい失敗:アヤソフィア正面の呼び込みレストランは観光価格。メニューに価格のない店は入らないこと。
写真のコツ
- ハレム:フラッシュ禁止・三脚禁止。タイルの壁は窓からの自然光が入る午前が最も色が出ます。
- 謁見の間:内部は入れないため、入口の格子越しに撮ります。
- スレイマニエ:モスクの中庭から4本のミナレットを縦構図で。ヒュッレム廟の内部は撮影可ですが、祈る人の邪魔にならないように。
- 宮殿の全景:ボスポラス側の第4庭園テラスからマルマラ海とアジア側が一望。
- コスプレ:宮殿内でのドラマ衣装の着用・小道具撮影は職員に止められます。近くの写真館で衣装撮影(¥3,000〜)が可能です。
- → イスタンブール撮影スポットガイド
注意点:よくある失敗
- 火曜日は休館:トプカプ宮殿は火曜休み。このコースは火曜以外に組みます。
- ハレムのチケット:宮殿のみの券ではハレムに入れません。入口で「ハレム込み」を指定するか、オンラインで事前購入を。
- 服装:モスクと廟では肩・膝を隠し、女性はスカーフ。宮殿内は普通の服装で大丈夫です。→ モスク訪問のマナー
- 礼拝時間:スレイマニエは金曜正午前後に観光客の入場が止まります。
- 撮影セットの誤情報:「ドラマのセットが見学できる」と案内する業者もありますが、2026年現在、公開されているオスマン帝国外伝の撮影セットはありません。
- スリと客引き:スルタンアフメットとバザールは貴重品を前に。治安情報は外務省 海外安全情報を確認してください。
組み合わせ:作品・俳優・ほかのロケ地
- 作品の予習:オスマン帝国外伝 完全ガイド であらすじと人物関係を、オスマン帝国外伝のロケ地まとめ で全体像を。
- 俳優:スレイマン役の ハリト・エルゲンチ、ファン向けの別コースは Halit Ergenç ゆかりの地巡り。
- 続編『Kösem』:同じハレムと皇子の部屋が舞台。『Kösem』作品ガイド。
- オスマン末期の宮殿:翌日に 『Payitaht Abdülhamid』のユルドゥズ宮殿コース を組むと、16世紀と19世紀の宮廷を対比できます。
- 全作品のロケ地:トルコドラマロケ地マップ、ドラマ全体の入口は トルコドラマ完全ガイド。
- 日本語ガイドで:ハレムの部屋ごとの解説と史実の補足は 作品指定のロケ地ツアー が向いています。
よくある質問
オスマン帝国外伝 ロケ地ツアーで撮影セットは見られますか?+
見られません。撮影はイスタンブール郊外のスタジオに建てたセットで行われ、放送終了後に解体・転用されました。2026年現在、一般公開されている撮影セットはなく、ツアーは実在の舞台であるトプカプ宮殿ハレムとスレイマニエを中心に組みます。
ハレムの入場料はいくらですか?+
2026年10月の目安で、宮殿+ハレムのセット券が€55前後、宮殿のみ€40前後です。外国人料金はユーロ建てで年に1〜2回改定されるので、出発前に公式サイトで確認してください。
ヒュッレムの墓は本当にありますか?+
あります。スレイマニエ・モスクの裏庭に、スレイマン1世の廟と並んでヒュッレム・スルタンの廟があり、無料で入れます。内部のタイル装飾は16世紀のものです。
1日で足りますか?+
ハレムを含めても6〜7時間で回れます。宮殿を午前、スレイマニエとシェフザーデを午後に分けると無理がありません。アヤソフィアを加えると7〜8時間です。
混雑を避けるには?+
トプカプ宮殿は開門直後(9時)にハレムから入り、団体客が来る10時前にハレムを出るのが最善です。夏季と4〜5月の連休は特に混みます。火曜は休館です。
ドラマ衣装で写真を撮れますか?+
宮殿内でのコスプレ撮影は職員に制止されます。スルタンアフメット周辺の写真館で、オスマン衣装のスタジオ撮影が1人¥3,000〜5,000でできます。
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